Condensed Matter Theory Group
仲井良太(東北大学AIMR)
6Jan6Sun (Mon), 13:30-
熱ホール効果は、電荷を持たない準粒子の輸送現象を探る重要な手段である。本研究では、熱ホール効果を重力場の観点から記述する新しい理論的枠組みを提案する。特に、曲がった時空における準粒子の運動と、それに伴う熱輸送現象の関係を明らかにし、具体的な物質系への応用を議論する。この手法により、従来の理論では説明困難だった実験結果の解釈が可能となることを示す。