強相関電子系理論グループ
多田靖啓 (東京大学物性研究所)
7月27日 (木), 14:00-
超伝導体における永久電流は、U(1)対称性の自発的破れと密接に関連している。本講演では、この関係を場の理論的観点から詳細に解析し、永久電流の安定性とトポロジカル性質について議論する。特に、位相欠陥の存在下での永久電流の振る舞いと、それに伴う物理現象について理論的予測を行う。また、冷却原子系での実験的検証の可能性についても検討する。