Seminar

<1/2024>
Date
1月15日(月) 14:00-
Speaker
戎 弘実(京都大学基礎物理学研究所)
Title
Foliated BF theory and multipole symmetry

分数量子ホール効果、スピン液体などのTopological ordered phase は主に 2 次元系に現れる新奇な相で、これらの相の重要な特徴は分数電荷の励起、すなわち anyon が存在することです。従来のanyonは励起されるとバルクのどこでも動くことができますが、最近になりfracton topological phaseと呼ばれる、この性質を満たさないtopological相が理論的に提案されました。この相では分数電荷の励起の動く範囲に制限がかかり、系の縮退度も局所的な情報によってしまいます。この性質から従来のtopologicalな場の量子論は構築できず、相を記述する新しい理論が必要となっています。この背景のもと、新しい対称性であるmulti-pole symmetry(多極子の保存に対応する対称性)に着目し、そのゲージ理論から新しいtopologicalな場の理論を構築することを議論します。